脂身と赤身のバランスが良い合鴨肉は、牛や豚と比べると、あっさりとした味わいが特徴です。
「鴨肉は臭みがあり硬くてクセがある」そんなイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、実は硬くクセがあるのは真鴨の場合が多く、合鴨は比較的クセが少なくなっています。
その中でも、今回のすき焼きに使用するのは北海道幌延町で飼育された合鴨のお肉。
クセの少ない合鴨の中でも、特に柔らかく鴨ならではの旨みを残しながらも特有のクセを感じない、コクと甘み溢れる合鴨肉になります。
北海道幌延の合鴨肉は、鴨肉特有の臭みがなく肉質もとても柔らかいのが特徴です。
どうしてそんな鴨肉になるのか?実は、それには飼育期間に秘密があります。
海外から輸入する合鴨肉の多くは生育期間は短めになります。その為肉質は柔らかいのですが、鴨特有のコクや旨みは少なくなっています。また反対に、国産の合鴨肉はというと、輸入品から比べると生育期間はやや長めが多く、お肉にコクや旨みがあります。ただ生育期間が長めの為、肉質は少し硬くなります。その両者の良いところをとって、肉が硬くなるギリギリの期間までの生育期間としているのが、ここ幌延の合鴨肉です
すき焼きの美味しさを決めるのに実は重要なのが…すき焼きのたれ。
いくら美味しいお肉でも、たれ(スープ)が美味しくないと、鍋の美味しさも半減してしまいます。
そんな中、今回のすき焼きでこだわったのは合鴨のガラで出汁をとった特製のたれ。合鴨の美味しいエキスが溢れた特製のたれは、もちろん合鴨肉との相性抜群。
お肉をはじめ、一緒に煮込んだ野菜にも美味しい合鴨のエキスが染み渡っています。
「EM技術」とは、近年世界中が注目している
生産者の目が行き届いた、
安心で安全な生育方法です。
具体的な生育方法としては、ヨーグルトや納豆などで使用されている有用菌を利用して、
生物を共存させて定着させることで
化学物質に頼らない飼育方法です。
「EM技術」飼育では、飼料にもこだわりがあります。
飼料は、肉質を決める大きな要因の一つとなるため、オリジナルの配合で調合しています。
適度にのった脂と、赤身のバランスが良い合鴨ロース肉は、火を通しすぎると硬くなってしまうので、野菜が煮えたところで、お肉を追加していくのがオススメです!
合鴨肉は脂肪の融点が低いため、軽く火が通った位でお召し上がり頂くと、合鴨ならではの旨みが融け始めた柔らかい口当たりのお肉をお楽しみ頂けます。
鴨肉を鍋でお召し上がり頂く場合お肉はもちろんですが、実は煮汁(スープ)にも美味しい旨みが溢れています。
鴨肉の脂はとても融けやすいため、煮汁にも栄養たっぷりの旨みが溶け込んでいるので、 すき焼きを食べた後のスープを使って雑炊などを作って、最後の最後まで合鴨の美味しさを満喫して下さい。