連日暖かい日が続く北海道では、ただいま田植えのシーズンを迎えています。
アスパラの集荷もあるし田植えもあるしと、契約農家さんも大忙しです。
そんな中、露地ものグリーンアスパラの生育が順調という連絡を受けましたので、収穫の様子を見に行ってきました♪
たくましく育つ露地アスパラ、その収穫方法は…
広い畑で育つアスパラは
タンポポや雑草に負けじと、お日様の光を吸収しながら上へ上へと成長しています。
その成長はとても早く、朝はそんなに伸びていないアスパラも、午後になると収穫できる長さまで伸びているなんてこともあります。
そんなアスパラの収穫方法です。
先日、一本一本手作業で収穫しますよ~とお伝えしましたが
そのアスパラを収穫するには、定規のように目盛りが書いてある鎌を使って収穫するんです。
この目盛りを基準に収穫していきます。
ヘぇ~~!と興味津々で近づきすぎた結果、写真がぼやけてしまいました。。
とてもみずみずしく柔らかいアスパラなので、鎌を使うときの力加減がとても難しいんです。
油断するとポッキッと折れてしまうこともしばしば。
今回、農家さんのご好意に甘えて少しだけ体験させてもらったのですが、
円天下の中、折れないように気をつけながら、一本一本集中して収穫することはとても大変な作業だと感じました。
こうした農家さんの苦労もあって全国へとお届けされるのだな~と思うと、
今まで何の気なしに食べていた自分を戒めたい気持ちに駆られます笑
ところで、収穫されたアスパラはどのように選別され、出荷されるのでしょうか。
収穫したアスパラを出荷していきます♪
こちらが、収穫後の露地アスパラです。
収穫されてすぐのアスパラは、太さも長さも様々。
このまま発送、と言うわけではなく、ここからサイズを揃えていく工程に入ります。
まずは、専用の機械を使って、アスパラの長さを揃えていきます。
簡単に見えるこの作業ですが、ここでもアスパラが折れないように一本一本気を配りながら、人の手で機械にセットしていきます。
長さが揃ったアスパラは、無造作に一つのかごの中に集められ、それから太さを合わせていく工程に入ります。
このように、太さごとに一つのかごにまとめていきます。
そのサイズは、SS~2Lまで幅広くあり、出荷先に合わせてサイズごとにテープでまとめられ出荷されます。
収穫後すぐのアスパラに比べて、とても綺麗にまとめられ、すっかりスーパーでお馴染みのアスパラに大変身しちゃいました♪
ここまで手間暇をかけて出荷されるアスパラですので、家で食べるときは大切に一本一本味わいたいものです。
収穫後のアスパラの畑には
アスパラは多年草で、一度植えると7、8年ほど収穫することができます。
毎年春になると、次から次へと芽を出しますが、
それをすべて採ってしまわずにある程度残しておいて、夏に大きく成長させます。
成長したアスパラは、まるで木のようにモシャモシャと伸びていきます。
一目みて、「これがアスパラなの?」と目を疑ってしまうくらいモシャモシャに成長します。
写真のようにアスパラの隣に生えているのがぐんぐん成長して、アスパラの木となっていくのです。
残しておいたアスパラの木が夏場に光合成を行って、根に栄養をたくわえ、次の発芽に備えます。
そして次の発芽は、モシャモシャに成長したアスパラの木の根っこから出てくるんです♪
アスパラの木の根っこから出てきたアスパラを収穫し終え、晩秋になると、アスパラの木はすっかり黄色く枯れてしまいます。
それを刈り取り、土の中の根は残したままにしておきます。
すると、春になってまた、栄養をたっぷり含んだ新芽が次々と出てきます。
こうして、毎年美味しいアスパラを食べる事ができるんですね♪
そして今年も、北海道の春の味覚を皆様のもとへお届けいたします。
ご予約いただいたお客様から順に発送してまいりますので、楽しみにお待ちくださいませ♪