こんにちは、最北の海鮮市場です。
お盆を過ぎ8月も後半に差し掛かりましたが、毎日全国的に厳しい暑さを記録していますね。
例年はお盆を過ぎると朝晩は涼しくなってくる北海道ですが、今年はまだまだ残暑が続いています((+_+))
人間にとっては厳しい暑さの中、きたあかりはどのように成長しているのでしょうか?
幌加内のきたあかり畑へ取材に行ってきました!
1ヶ月前の開花から一転…?
畑に到着し様子をみると、花はなくなり葉っぱも枯れていました。
前回取材に伺った約1ヶ月前は、きれいに花が咲いており葉っぱも生き生きとしていました。
きたあかりもこの暑さでダウンしてしまったのでしょうか…?
↓今回(8月21日)の様子
↓前回(7月10日)の様子
土の中で順調に育っています!
いえいえ、そんなことはございませんでした!
葉っぱが枯れているのは、光合成をして作った養分を土の中のじゃがいもに送っているためです。
その証拠に、生産者の畑(はた)さんに土を掘り起こしていただくと、葉っぱから栄養をもらって元気に育ったきたあかりがゴロゴロと出てきました!
まさに”芋づる式”にじゃがいもが出てくる光景に、スタッフも思わず「すごい!!!」と歓声をあげてしまいました(^^♪
畑さんにお話を伺いました
土の中のきたあかりに感動しつつ、生産者の畑さんに、現在の生育状況をお伺いしました。
オーナーの皆様へお届けするきたあかりについては問題なく、とっても順調に育っているそうです!
味についても「試しに食べてみたけど、今年はとくに美味しいよ」と畑さん直々のお墨付きです^^
しかし、きたあかりの畑の隣にあった「男爵いも」の畑を見てみると、なにやら腐ってしまっているじゃがいもが…
↓写真真ん中、いもの一部が白くなっているところが腐れです。
この原因について、畑さんは以下のようにお話ししてくださいました。
お盆前の8月上旬、北海道は天候に恵まれず雨続きでした。
そのため、山から畑へ雨水が流れてきて、畑の端の方になるほど土の水はけが悪くなります。
そしてお盆期間中から猛暑が続いたのも相まって、畑の端の方のじゃがいもは一部、腐ってしまっているものもあるそうです。
↓奥に見える山々から雨水が流れてくるので、手前側になるほど水が溜まっていきます。
さらに、土から掘り起こしてすぐは腐っているかの見分けがつきにくく、収穫のあとの選果作業で初めて発覚するものもあるそうです。
畑さんも「今年の暑さはさすがに異常だよ~」と作業しながら仰っていました。
天候や自然現象によってどうしても成長が左右される農作物ですが、そのような中でもひとつひとつ、大切に手間暇をかけて育ててくださる農家さんには本当に頭が下がる思いです。
収穫まではもうすぐ
畑さんいわく、今はまだ大きさにばらつきがあるため、これからさらに一週間ほど土の中で成長させ、8月末ごろに初収穫を予定しているそうです。
その後、約1ヶ月~1ヶ月半ほど倉庫で熟成・乾燥させ、10月ごろにオーナーの皆様へお届け予定です。
次回の生育日記は、きたあかりの収穫の状況をお知らせします!
ぜひとも楽しみにお待ちくださいませ^^