こんにちは。最北の海鮮市場でございます。
全国的にもまだまだ残暑が厳しい8月の最終週。
北海道は暑さは少し落ち着き、日が沈むのも早くなってきました。
今年の夏は、7月中旬から旭川近郊は前例がないほどの猛暑となり、30℃以上の日が連続で27日間続くという異常気象に見舞われました。
35℃に達する日も度々あり、農作物は大丈夫かなと多くの方が心配になったことと思います。
観測史上最も厳しい夏となりましたが、きたあかりは元気に成長しているでしょうか?
猛暑のその後、きたあかりの現状
今回(8月24日撮影)の様子
畑に着くと、きたあかりの葉っぱが枯れていました!
前回の濃い緑色の葉っぱを生き生きと広げていた様子と比べると、ずいぶん様子が変わっています。
前回(7月9日撮影)の様子
猛暑の影響でこんなに枯れてしまったのか…と思ったのですが、それが全くそうではありませんでした。
土の中のじゃがいもに栄養を送るために、地上に出ている葉っぱはたくさん光合成をして栄養を作り、せっせとじゃがいもに養分を送り、頑張って頑張って送り続けた結果、地上の葉っぱは最後にはこのように枯れるそうです。
この枯れた畑だけをみると、じゃがいもが枯れちゃったのかな?と心配になりますが、生産者の畑(はた)さんが前回面白い例え話をしてくださっていました。
~満開のじゃがいも畑を見ながら~
私「土の中のじゃがいもは、人間で言ったら成長期の子供くらいですかね?」
畑さん「う~ん、子供と言えば子供だけど、10代後半くらいかな~。より良い状態で社会に出れるように、親が一生懸命働いて進学させたりして子供を支えてる、そんな感じ(笑)」
私「それは親は頑張り時ですね~」
畑さん「そうそう。親は必死になって子供のために栄養作ってるところなので、今のじゃがいもは大人になるちょっと前くらいかな^^」
葉っぱは枯れてしまいましたが、これは頑張って養分を送り続けた結果だったのでした~。
土の中のじゃがいもを見せてもらいました
今回1本だけじゃがいもを掘り起こして、見せていただきました。
葉っぱを引き抜いて、土をほると、ゴロゴロとじゃがいもが!
ちゃんとじゃがいもが大きくなっていましたよー!
これは本当に嬉しい瞬間でした(^_^)
7月中旬~8月中旬は例年にない暑さに加えて雨不足が続き、今年の北海道の農産物は少なからず影響を受けています。
じゃがいもに限った話ではなく、色々な野菜や果物の実が大きくならなかったり、糖度がのらなかったり、逆に早熟してしまったりなどなど、前例がない程続いた猛暑は、農産物にとって厳しい環境となりました。
自然を相手にしている以上、予期せぬことが起こることは避けられず、対処しきれないことがでてきてしまうのもまた事実かと思います。
そんな中、皆様のきたあかりが順調に生育していることを確認できて、大変嬉しく思います。
収穫まであともう少し
例年だときたあかりの収穫は8月の最終週くらいにすることが多いそうですが、今年はやや遅れ気味だそうです。
取材に伺った日から、おおよそ10日後頃から収穫になりそうかな~と畑さんが仰っていたので、今年の収初穫は9月第1週目の週末くらいとなりそうです。
それまでの間に、土の中のじゃがいもはさらに大きく丈夫に成長するとのことでした^^
次回は、きたあかりの初収穫にお邪魔したいと思います!
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(2021年の受付は終了させていただきました。)