こんにちは。最北の海鮮市場でございます。北海道も日々蒸し暑さを感じるようになりました。
空が高く、遠目に見える山々もくっきりとしていて、本格的な夏を思わせる景色を見ながら富良野山部の石川農園さんに行ってきました。本日も快晴で気持ちが良いです！

２週間ほど前にそろそろ収穫がはじまりますとお伝えした富良野メロン「i」の状況はどうでしょうか？

少しずつ富良野メロンの収穫を開始しております。

初めのころに収穫するハウスは苗を植える時期も、「早く」て「寒い」時期となります。4-5月の天候が良くなかった今年は、特にその影響を受けてしまい、思うように出荷数が増えていない状況です。早くにご注文下さり、楽しみにお待ちいただいている方の中には、ご案内していたお届け時期よりも少し遅れてしまうかもしれません。

ですが、現在の収穫を控えているハウスでは富良野メロンが順調に大きくなっています。

皆様のメロン「i」達がお行儀よく収穫を待っていましたのでご安心ください(^^)

ハウスで大切に育てている富良野メロンですが、そこから、富良野メロン「i」の基準をクリアできたのは約3割程度。昨年よりもやや少ない数でしたが、これから収穫を控えているハウスはもう少し多く収穫が期待できるかなと農家の石川さんもお話しておりました。石川さんも頑張って出荷作業をしてくれますので、ご注文下さった皆様、今暫くお待ちいただけると幸いです。

おいしいメロンの見分け方　ヒミツは「花落ち」にアリ…？

メロンは追熟（ついじゅく）する果物ですね。なので「いつ？」「どうなったら？」と、皆さまがよく気になさるところはメロンの”食べごろ”だと思います。ですが、そもそも美味しいメロンってどうしたら見分けられるのでしょう？
収穫を判断するポイントを石川さんに教えてもらいました。

メロンのおしりの部分は「花落ち（はなおち）」と言われます。文字通り、花が落ちる部分です。写真では、しおれた黄色い花びらがまだくっついていますね。このメロンは収穫するにはちょっとだけ早いんだそうです。
その花を擦り落とすと…隠されたヒミツが見えてきました！

まるい形をした花落ち部分があらわになり、花のついていた部分が茶色く残りました。写真ではわかりにくのですが、花落ち自体にもうっすらひび割れが発生しています。この「ひび割れ」が美味しいメロンを見分けるポイントなのです。

「ひび割れ」は最後の成長の証しです。

収穫できるメロンも見せてもらいました。

ひび割れがくっきりしているのがお分かりになりますでしょうか？実際に見るとひび割れの淵が盛り上がり、触った感触は明らかに違っていました。

当店の富良野メロン「i」は食べごろになっても指で押してブニブニと柔らかくなるような感触ではありません。
そんな皮の硬い品種であっても、メロンは大きく、大きくなろうとして果肉が厚くなります。ですが皮が硬いので全体的に膨らむことはできません、なので収穫直前に厚くなった果肉の圧力がこの「花落ち」の「ひび割れ」を大きくするのだそうです。

石川さんはこれからもこの小さな違いに妥協せず、一番おいしくなるメロンをしっかり見極めてくれます。
北海道の夏の味覚がお手元に届くまで、もう少しお待ちくださいませ。

富良野周辺は今ラベンダーが見頃を迎えています。

帰り道、当店のある旭川市と富良野市のちょうど中間に位置する上富良野町にある展望台に立ち寄ってきました。

「愛の鐘」と呼ばれるモニュメントがあります。衣装を着て記念撮影されているカップルもいらっしゃいました。

マスク越しからもわかるほどにラベンダー独特の香りが漂っていて、とってもさわやかな気持ちになりました！

一時だけマスクを外して深呼吸(^^)
この時期、夜にはライトアップされて、また違った景色を楽しめるそうです。

北海道富良野ならではの景色。少しでも皆様に北海道のベストシーズンを楽しんで頂けたら幸いです。

収穫後の富良野メロンのハウスはどうなるの？

今回、収穫を終えた富良野メロンのハウスがありましたので、収穫後ってどうなるのかなという事で、見てまいりました。
前回の撮影（7月2日）したハウス内の様子がコチラ。青々と葉が茂ってメロンが見え隠れしていました。

そのハウスが、今回はご覧のように様変わりしています。

収穫を終えた苗の葉茎を集めて、ハウスを密閉し温度をどんどん上げて乾燥させて、ハウスを撤去すると最後には焼いてしまうそうです。石川さんはこれから収穫を迎える富良野メロンのハウスの管理はもちろんですが、収穫を終えた富良野メロンのハウスもきっちりと管理します。収穫時期の今はとても忙しいけれど、来年の富良野メロンを見据えて、収穫後の富良野メロンのハウスも手を抜かずに管理しているのです。いつでも美味しい富良野メロンづくりに手を抜かずに誠実に育ててくれて感謝です。

それでは皆様の美味しいメロンがお手元に届くまで、もう少しお待ちくださいませ。

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