おはようございます。最北の海鮮市場でございます。暖かくなってきましたね。全国的には九州で桜の開花が観測されるなど春めいてますが、北海道はまだもう少し先のようです。しかし、農家さんよりグリーンアスパラのハウスを建て終わったとの連絡がありましたので、早速行ってきました!
まだ雪が残る北海道旭川市
本日は快晴でとっても気持ちがよいです! ですが、当店のある北海道旭川市は、まだまだ道路脇に雪が積もっています。(本日の最低気温も-4度!) 早速グリーンアスパラのハウスを見にいってみると、やっぱりまだ雪で覆われていますね。除雪車もあってまだまだ春は先のようです。
こんなに雪がある中でも除雪車を使ってハウスを建てていくのですが、見ているだけでも 結構大変そうです。もう少し雪が溶けて暖かくなってからハウスを建てるのではダメなのでしょうか。苦労をしてでもハウスを建てる理由があるのです。
雪の中でもアスパラのハウスをつくる2つの理由
1.できる限り早く収穫するため
除雪をしてでもハウスを建てる理由は、できる限り暖かくして春の味覚を早く出荷するためというのは皆さんご存知かと思います。やはり春一番に食べる味覚は最高ですよね。
2.雪水たっぷりのみずみずしいアスパラを作るため
もうひとつの理由はアスパラに雪水を豊富に与えるためなんです。ある程度除雪した畑の上にハウスを建て、暖めることで雪をしっかり土の中に溶かしこんでいきます。こうすることで春一番のアスパラを楽しむだけでなく、北海道の雪溶け水をたっぷり含んだみずみずしいアスパラを収穫することができるのです。
おいしいアスパラを育てるための「こだわり」
アスパラつくりは春からスタートするのではなく、当店のアスパラ農家さんは、夏のアスパラの収穫後からもうすでに始まっているといいます。北海道という気候や山々に囲まれた天然の雪水も美味しいアスパラを作りますが、それよりも「誰が」作るかというのが美味しさの決め手です。
美味しいグリーンアスパラつくりのために当店の提携農家さんの大田さんは「土」つくりを大切にしています。
アスパラに一番適した土壌かどうかを毎年チェックして、毎回同じ肥料を与えるのではなく、その年に一番適したものを与えるそうです。昨年は、ホタテの貝殻や米ぬかをたっぷり土にまいておりました。
そして、昨年は秋から土の栄養を無駄に使わないように、アスパラの木がある程度成長したところで、木を全てカットしてアスパラの根だけの状態にしていました。土に栄養を蓄えさせる手間と工夫が詰め込まれたグリーンアスパラです。
2019年も4月中旬~下旬より収穫予定
春のグリーンアスパラはいつごろ?ともうすでに数件問い合わせをいただいておりますが、 今年も順調にいくと4月の中旬~下旬より収穫開始予定です。※写真は2018年のものです。
昨年の農家さんのハウスで生でかじらせてもらったグリーンアスパラの味を思い出して、待ち遠しい気持ちになりました。
今年も北海道の春の味覚ももう少しではじまりますのでもうしばらくお待ちくださいませ。