北海道へ行こう!

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市電でのんびり!札幌中心部をぐるっと1周の旅♪—後編・おまけ—

北海道旅行で多くの方が訪れる札幌。

中心部はもちろん、少し郊外にもたくさんの見どころがあって紹介するのが大変…なんですが、前回の札幌市電ぐるり旅の後編としてお伝えします。ちょうど札幌の有名なお祭り2つにも遭遇したので、併せてちょっとだけおまけでご紹介します。

見どころ満載、札幌の様子をご覧くださいっ!
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藻岩山下山、でんしゃの車庫を拝見

藻岩山の頂上で、札幌を一望したので一気に下山して行きます。
登ってきたのと同様に今回はケーブルカーとロープウェイで降りていくんですが、登ってきた時より怖い…
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特にロープウェイはスピードが想像よりもすごく早くて、地面がずんずん近づいてくる感じがするんです。途中、登りのロープウェイとすれ違うんですが、「ぶんっ」って揺れたりして思わず汗…

でも景観はやっぱり素晴らしくて、見ているうちにあっという間にふもとの駅に着いてしまいました。乗り場にはもちろんお土産店も併設されていて、キャラクターグッズや関連商品、お菓子などがたくさん置かれていました。ここでしか入手できないものもあるようで、ぐるっと見て回るのも楽しいかと思います。

さて、山を下りたらまた電車に乗ってひと駅先へ。
電停の名前は「電車事業所前」です。
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「でんしゃじぎょうしょ?」と最初は思いますが、電車の車庫と札幌市交通局の電車部の事務所が併設されていてる所なんです。電車の運転手さんはここで交代したり、電車の点検をしたり洗ったり、といろいろな電車のお世話をする場所です。

ちょっとのぞかせていただくと、電車を下から点検する場所や、車庫や線路のポイントなどが小さい場所の中にぎっしりと詰まっています。この電車事業所は、申し込みをすれば見学もさせてくれるそうです。平日の11時から15時の間、または土日祝日の9時から15時が可能な時間。きっと貴重な体験ができそうですね。

男の子のお子さんや電車好きの人には絶対にワクワクしてしまうだろうこの施設で、ちょっと不思議な電車?を見つけてしまいました。

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それがこの写真。
車庫に電車が何台か並んでオヤスミしているのですが、1番右になにやら黄色と黒の「キケン色」に塗り分けられた「変な電車」と見つけてしまいました!

実はこの電車、とっても重要な役割を持っているんです。
札幌は、冬には多くの雪が積もります。路面を走っている電車にとって、降り積もっていく雪は実は大敵なんですね。その雪かきをしてくれるのがこの黄色い電車なんです。

この電車の名前は「ササラ電車」と言います。
「ササラ」とは竹のブラシのことを指し、これを束ねて電車の前に取り付けて、雪が積もるとその部分をぐるぐる回転させて雪を払いのけるのです。正式名称は「ロータリーブルーム式電動除雪車」という立派な名前が付いていて、札幌の他には函館の市電でも見ることができます。

その昔、電車の雪かきは人出によって行われていたらしいんですが、雪の量が増えると追いつかず、運休してしまうことにもなってしまったとか。それを防ぐためと、環境や道路にもやさしいとのことで、この方式が考え出されたそうです。例年、10月の中旬に試験走行をして11月下旬から本格的な運行を開始します。札幌では、「ササラ電車」がひと冬に何回運行されるのか予想するクイズもあるんですよ。

電車事業所裏から豊平川方面へ

電車事業所は、藻岩山のふもとにあります。
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ちょっとぶらぶらと歩いてみると、山道や急な階段を見ることができます。藻岩山は自然の宝庫で、様々な木々や動物や植物を観察することも可能です。藻岩山登山は、こういった自然を観察するといった側面も持っていて、案外充実した時間を送ることができます。

標高は531mしかありませんが、侮ってはいけない山、と言えそうです。

さて、ぐるっと見てきた電車事業所と藻岩山に別れを告げて先に進みましょう。ここまで南下してきた電車は、大きく東に向けて曲がり、豊平川方面に向かいます。陽もずいぶんと傾いて来ました。ちょうどイイ感じに、豊平川あたりで夕焼けが見られるかもしれません。

電車で3つ駅を通り過ぎると、電車はまた左に大きく曲がって今度は北上し始めます。ここから、豊平川沿いにしばらく走ります。
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豊平川は、札幌の中心を流れる市民憩いの場でもあります。札幌は、この豊平川が形成した土地の上に成り立っているんですね。
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この一帯の豊平川沿いには、遊歩道や野球場、サッカー場、ゴルフのショートコースなど、様々な憩いの場があります。この日もキャッチボールを「びゅんっ!!」と本格的にやっていました。
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川沿いをぶらーっと歩いていたら、ラベンダーもチラホラ咲き始めていました。

豊平川は、初夏にはマラソン大会、夏には花火大会など、イベントもたくさん用意されています。花火大会にはとっても多くの人たちが集まって、眺めのいい場所はそれはそれは大盛況になるんですよ。

中島公園へ。そしてお祭り遭遇!

電車に乗って、今度は中島公園に向かいます。
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中島公園も札幌市民憩いの場です。

明治時代に設けられたこの場所は、コンサートホールや文学館、天文台など様々な施設が併設されていて、緑深い公園内はちょっとしたオアシス気分を味わえます。
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公園内には池もあって、もちろんボートだってあります。
カップル・ファミリーには定番??なスポットですね♪

ちょうどこの日は、中島公園のお祭り(正確には北海道神宮祭)が開催されていた日。とっても多くの人たちが集まっていました。
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この北海道神宮祭は、100年以上も歴史のあるお祭りなんだそう。別名「札幌まつり」とも呼ばれていて、この中島公園内にも多くの屋台が出店されています。やっぱり、こういった場所に来ると否が応でも盛り上がっちゃいますよね!でもとっても混んでいるので、ぶらぶらと見てまわる、という訳にはいきませんケド…

そんな中でも「懐かしい!」と思わず叫んじゃったのが…
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スマートボール!!

と、
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金魚すくい!!

です。
今も昔も、縁日の定番ですねー。時代の流れと共に値段も大きく異なってしまっていましたが、世代を超えてまだまだ現役。スマートボールの台もそうとう年季が入っていて歴史を感じちゃいました。

札幌散歩のラストは「YOSAKOIソーラン祭り」

さて、ひとしきり中島公園で楽しんだ後、市電にのってすすきのへ到着。
これで市電の始発から終着まで乗ったことになります。

すると、なにやら大きな音楽が「ズンズン」と聞こえてきました。
あ、そうか、今日は「YOSAKOIソーラン祭り」か、と思い出したのです。

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「YOSAKOIソーラン祭り」は、毎年6月上旬に行われるイベントで、札幌市民のなかには、YOSAKOIソーラン祭りが来ると夏の始まりを感じるっ!という方も少なくないとか。

1チーム150人までの編成が、思い思いの演出や構成や音楽を踊りと言葉で表現していきます。演舞自体は4分30秒程度で終わるんですが、それはもう個性いっぱい。形式はステージ形式、パレード形式に分けられていて、パレード形式では各チームがスピーカーを積んだ車を用意して一緒に移動します。近くで聞くと、すごい迫力なんですよ。

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この「YOSAKOIソーラン祭り」はコンテスト形式になっていて、人気投票や採点で順位がつけられます。先ほど紹介したステージ形式は、この審査で上位に入らないと立つことができない「夢の舞台」なんです。そして、最優秀のチームには「YOSAKOIソーラン大賞」が送られて、次の日のニュースになったりします。

この期間の札幌は、各地で踊りの練習をしていたり、地下鉄の車内で衣装のままの出演者の方を見かけたり、と大変な賑わいを見せる一大イベントとなりました。今年で24回目となったようですが、きっと来年も大変な盛り上がりを見せてくれることでしょう。

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2回にわたってご紹介してきた札幌市電ののんびり旅、いかがでしたか?

大都会札幌でありながら、緑あり、歴史あり、癒やしあり、となかなか楽しめる1日でした。どうしても北海道旅行では、ポイントだけ見学して通り過ぎてしまうところが多いと思いますが、ちょっと余裕がある日程の時には組み込んでみるのも楽しそうです。

今、札幌の市電はループ化工事といって、1周ぐるっとつなげる工事をしています。環状線になることによって、もっともっと利便性が上がることが期待されている札幌の市電。もちろん、市民の通勤や通学、買い物の足になっているんですが、紹介した札幌のいろんな一面を見ることができて、そうとう楽しめます。ホントに、オススメです。

乗っていると、のんびり時間を忘れちゃうところもいいですね!

★今日ご紹介の場所(ポイントをクリックすると場所が表示されます)

 

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