全国から登山を楽しみに来る「富良野岳」
登山と言うと、マニアックなスポーツのイメージですよね。北海道観光まできて「なぜ登山?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、今回ご紹介する富良野岳は、全国から登山者が集まる大変人気な山なんです。「え?全国からわざわざ登山に?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。その人気の富良野岳を紹介いたします。早速着くと、駐車場が車がいっぱい。さらに道路脇まで車がびっしりでした。
登山したことない人も「富良野岳」から登山にはまる
この富良野岳。実はなかなか高い山で、1912mもあるんです。そのためかなり本格的な登山。しかし登山をやったことがない人でも登れる理由はコレです。一気に直線的に山頂まで駆け上がると息も切れて体力も必要ですが、富良野岳は、こんな風に横に行きながらじわじわと登っていくのです。一部のルートを紹介するとこんな感じです。そのため、初めての方も挑戦しやすい山なんです。そして、この横に行きながら登山をすると登りやすいというだけでなく、富良野岳には登山が好きになってしまう魅力がまだまだあるんです。登山と言うと「ただ登るだけなのに何が楽しいの?」と思う人もいるのではないでしょうか。それは、頂上までいく達成感だと思うのですが、富良野岳は、頂上にいくまでの見所がたくさんあるんです。富良野岳は、古い時代に火山活動を終えたため、 変化に富んだ植生を持ち、「花の山」と呼ばれています。
登り進めるたびに景色がかわる!飽きない登山
ずーっと登っていくだけと思う登山ですが、富良野岳はとにかく景色が登り進めるたびに変わっていくので、飽きません。という事で、早速ご紹介していきましょう。登山口は、かみふらの八景が楽しめて山がはっきりと見えます。登山する前は、入林届けをしっかり書きましょう。登山口の入り口にすぐありますよ。中身はこんな感じです。
歩いて30分で火山に変わる!安政火口(あんせいかこう)
登山口から最初は緑の多いさわやかな道を進んでいきます。そこから30分も歩くと、急に火山が現れます。緑の山々に囲まれている中、硫黄の香りがして火山灰のある山が出てきて、こちらには登山者以外にもこの安政火口(あんせいかこう)へ多くの人が訪れておりました。中でも海外からこちらに来る方もいらっしゃいましたよ~。雪を丸めてとっても楽しそうにしておりました。さらに雪どけ水の流れる音が聞こえて本当に気持ちが良いです。
子供のころを思い出して、岩場を登る
そこから山を登っていくと、自分の腰くらいの岩場がゴロゴロと。そういう岩場を登るという経験もなかなか普段で経験できるものではないですよね。それを北海道の大自然の中で行うという経験もまた、思い出に残る旅行になりますね。
雪水の流れる音をききながら、夏なのに雪遊び
標高が高いので、夏場なのにところどころに雪が残っています。さらに、登山道も雪で覆われているところがあるのでそこをすべりながら登ったり降りたりというのもまた楽しい経験です。
天気によっては雲海も。途中で広がる富良野の町並み
登山の途中では、急に景色が開けるということがたびたびあります。そこには富良野が一望できる絶景が。私が行った日は雲ひとつない快晴ですが、雲がある日であればこんな風に雲海を楽しむことも。こちらの写真は2015年の様子。コチラの記事で紹介中です。
歓声が聞こえる感動の花いっぱいの富良野岳頂上付近
こうやって、登り進めていくと一気に景色が開けていきます。ここからは、もう先は、登山客がいっぱい。ちょっと休憩ポイントなので、ここでスイカを食べました。保冷剤を入れてきたので、キンキンに冷えて最高です!少し先から「わー!」という歓声が聞こえます。その気持ちがとってもわかるのが、この頂上付近。
登山客の皆様が、種類の違う花を見つけてはコレをみて!というように、今まで長い間登山をしてきた疲れはどこへやらというようなウキウキ感でいっぱいになっています。色々な種類の花が咲いているので歩くたびに色とりどりの花を見ることができます。写真でももちろんきれいなんですが、この感動はなかなか写真では伝わらないものがあります。ぜひ皆さんにも実際に体感することをオススメいたします!ここからはずーっとお花がとてもきれいなので、あっという間に頂上につきますよ!とってもきれいです!感動的です。遠くの山までずーっと見えます。
下山後は、十勝岳温泉で疲れを癒す
感動の富良野岳いかがでしたでしょうか。登山の後は、登山口や、帰り道に沢山の十勝岳温泉があります。登山口には凌雲閣(りょううんかく)そして少し標高が下がったところにも、カミホロ荘という天然温泉が。どちらも日帰り入浴も宿泊もできますので、ぜひ、登山の後は温泉に立ち寄ってみてください。お湯に使った瞬間に「あーーーー」と言ってしまうこと間違いなしです(笑)
北海道グルメがより一層美味しくなります
温泉のあとは、やっぱりコレ。北海道には美味しいグルメがいっぱいです♪運動のあとだと、北海道の美味しいグルメがさらに美味しく、そして思い出に残ること間違いなしです。北海道富良野岳登山いかがでしたでしょうか。日帰りで楽しめるので、ぜひ挑戦してみてくださいね♪
凌雲閣(りょううんかく)富良野岳登山口
住所:〒076-0001 北海道富良野市・上富良野町 国立公園大雪山連峰
交通:富良野より車で30分 町営バス十勝岳温泉行きで約40分、終点凌雲閣前下車
その他:無料駐車場完備(約50台)