普段お仕事や用事に追われていると、せかせかしてしまってなんだか心の余裕がない…
なんて経験、誰にでもあるものです。
今日は、そんな時にゆっくりとできるとっておきの場所を紹介します。
静かで、景色が良くて、空気がよくて。
なんだかもの思いや読書が捗りそうです。
ゆっくりとした時間の中に身をゆだねる。結構、ゼイタクなことではないでしょうか?
アルテピアッツァ美唄(ARTE PIAZZA BIBAI)
今回ご紹介するのんびりスポットは、「アルテピアッツァ美唄」です。
美唄(びばい)は、札幌と旭川のちょうど中間ほどの地点にある街で、JRの特急も停まり国道も近くを通っていてアクセスの良い場所です。最近では「美唄焼き鳥」で名前を聞いたことがある方がいるかもしれません。市街地は比較的平坦ですが、東の方は夕張山地につづく丘陵・山岳地が顔を出し始めます。その昔は、豊富な石炭が採れて大いに賑わったそうです。
ここ「アルテピアッツァ美唄」は、ちょうど丘陵地帯が始まりかける場所に位置していて、とても自然に恵まれた地なんです。近くに高速道路のインターチェンジもあって、車ならすぐにアクセスできますよ。
アルテピアッツァ美唄は、彫刻家・安田侃(やすだかん)氏が今でも創り続けている彫刻が点在している野外彫刻公園であり、古い学校を利用した美術館・アトリエであり、といろいろな側面を持っています。
かつて炭鉱で栄えた美唄も、1973年にすべての炭鉱がなくなり、子供たちがいなくなってしまった学校は閉校したのですが、そこをほぼそのまま使ってオープンしたそうです。
旧校舎内は、誰でも無料で入ることができます。また、幼稚園も併設されていて元気な園児たちの声を聞くことも可能です。写真でもわかるとおり、校舎内は古い木造。歩くと「ギシギシ」という独特の音が聞こえて、風情を感じます。その姿には誰もが「懐かしい!」と感じることでしょう。
美術館としての顔
ここアルテピアッツァ美唄は数々の彫刻が置かれているんです。
キャラクターのように見えるもの、抽象的な造形のものと、広い敷地内にあえて「ぽつん」と置かれているのが特徴です。
これは、きっと周りの風景との調和を大切にしているからだと思います。ここ美唄はとっても四季の表情がハッキリしている場所です。春には桜が満開になり、夏は強いけれど爽やかな太陽が照りつけ、秋は見事な紅葉、そして冬は深い深い雪に閉ざされます。
同じ彫刻でも、季節によって見え方が全く異なるんですね。特に夏と冬では、まったく別の場所に思えるほど。「あれ?こんな場所にこんな彫刻が!」という発見や、モノトーンの雪の中で不思議とモノトーンに見える彫刻など、どれもきっと心を癒やしてくれると思います。
お時間があれば、季節変えて来てみることをぜひともオススメします。
ゆっくりとした時間を楽しむ♪
古い校舎、そして広い敷地、たっぷりの芝生。
どう使おうか迷ってしまいます。でもそこが逆にゼイタクな悩み。
あちこちに点在するベンチに腰掛けて、今までたまっていた本を一気に読破!なんていうのも良さそうです。
芝刈りを「ぼーっ」と眺めるだけで、なんか心が洗われるんです。
あえて「なにもしない」というのもイイかもしれないですね!
ちょっとひと休み♪
このアルテピアッツァ美唄には、「カフェ アルテ」というカフェが併設されていて「ひと休み」の時間をひと休みするのにぴったりです。
オススメは、美唄のかぼちゃを使ったかぼちゃスープと、これまた美唄の小麦を使った手作りの「ポコポコぱん」が一緒になった「かぼちゃスープセット」です。
濃厚なかぼちゃスープと素朴なパンの組み合わせがサイコウです。
ここ「カフェアルテ」さんも、ゆっくりできる空間。読書の続きもできちゃいます。冬には薪ストーブもあってとても良い感じ。夏はテラス席で涼むこともできちゃいます。
カフェアルテ
住所:美唄市落合町栄町(アルテピアッツァ美唄内)
TEL:0126-63-1010
営業時間:10:00~17:00 ※12月~3月の平日は、10:00~16:00
定休日:火曜日、祝日の翌日(日曜日は除く)、 12月31日~1月5日
ゆっくりした時間を使って、旧校舎内を歩いてみると意外な発見がたくさんありました。
ほうきをこの下にぶら下げていたのかな?なんて考えると、またそれは楽しいものです。木のはげ方や、窓からの眺め、すべてがこの空間にとてもマッチしていました。
いかがでしたか?
季節によってその表情を変え、ゆっくりとした時間を過ごせるアルテピアッツァ美唄。
きっと、日々のあくせくとした時間を忘れさせてくれること必至です。
ぜひ、機会をみつけて行ってみてはいかがですか?
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