お届けするオホーツク枝幸産春にしん
オホーツク海はご存じの通り2月~3月までは流氷が接岸するような海です。
そんな極寒の海が終わり、4月になると始まるのがこの春にしん漁です。この時期は、春にしんが続々と水揚げされ、まさに今が旬なのです。
流氷が来るとたくさんの海の生き物(魚のえさ)がとどまるので、流氷明けの海は栄養満点なんです。そのため流氷明けの春には、丸々と育った脂のリの良い大型の春にしんが水揚げされるのです。
海の資源を守る「定置網漁業」の春にしんをお届け
「待つ漁業」とも言われる「定置網漁業」は、その言葉の通り、網を張ってそこに入ってきた魚だけを水揚げするという漁法です。
網を引き揚げてそこに入っている魚を根こそぎ漁獲してしまう漁法などとは違い、魚の習性や行動を分析し、一番魚が美味しい旬の時期の魚だけを取ろうという漁法で、世界からも海の資源を守る漁法であると注目されている方法です。漁師さんが定置網漁業という方法にこだわり、一番美味しい時期の旬の春にしんをお届けします。
「春にしん煮魚キット付き」のお届け内容
獲れたての春にしんと、簡単に煮魚が作れる「煮魚キット」をセットでお届けいたします。
【セット内容】
・春にしん
・煮魚用タレ
・電子レンジ専用蒸し器
※「春にしん6尾入り(煮魚キットなし)」には「煮魚用タレ」と「電子レンジ専用蒸し器」は付属しておりません。
一段目に煮魚キットがあります。
二段目に春にしんが入っています。
プロ仕様の特殊な氷、「窒素氷」でお届け
獲れたてのにしんを産地から直送するだけでもなかなか珍しいのですが、鮮度を最大限保持するために、特殊な氷でお届けしています。
その名も「窒素氷」。
通常のクラッシュアイスの場合は、0℃~5℃の冷蔵状態でのお届けとなりますが、「窒素氷」の場合は、パーシャル(-1℃~-3℃の微凍結状態)でお届けが可能になります。
マイナスの温度を保つので、細菌の繁殖や酸化を抑制させ、鮮度の低下を飛躍的に抑える効果がある、すごい氷なんです。(特許取得済み)
そんな窒素氷を詰めて、皆様のお手元までお届けしております。
生のデリケートなお魚なので目やエラが赤くなる場合があります。
できる限り厳選してお届けいたしますが、配送過程などで目やエラの部分が赤くなる場合があります。にしんは時間がたつと目やエラが充血して赤くなる性質があるためで、品質には問題ありませんので安心してお召し上がりくださいませ。
春にしんの保存方法
にしんというお魚自体が非常にデリケートなお魚で鮮度が落ちやすいため、届いたらすぐに調理し、できる限り当日中にお召し上がりください。
どうしても当日中にお召し上がりになれない場合は、窒素氷でにしんを覆うようにして、隙間なく蓋を閉めて、発泡スチロール箱のまま窒素氷の中で保存をし、翌日中には食べ切ってください。
春にしんのさばき方
それでは早速、春にしんを出してさばいていきましょう。
1.春にしんのうろこをとる
まずは春にしんのうろこをとっていきます。たっぷりうろこがついているので、ここは念入りにお願いします。包丁の背で魚をしっぽから矢印の方向へなでるようにしてください。
包丁の背に透明のうろこがついてきました。
次に春にしんを裏面にひっくり返して、うろこを取っていきましょう
お腹にもうろこあるんです。なので、魚のおなかを上にして、さらにうろこをとっていきましょう
お腹をやったら、もちろん背中部分にもついてますので、魚を一回りぐるりとうろこを取るイメージです。
2.春にしんの頭に半分まで切り込みを入れる
そして、頭を切っていくのですが、ここで全部を切り落とさないという事がポイントです。
半分まで切り込みを入れていきます。ポイントは骨をガリっと切断したところでストップするのがポイントです。
この切れ込みが深すぎると、内臓と頭がバラバラになってしまい、内臓をするっと抜き取れなくなってしまいますので要注意のポイントです。
3.春にしんの頭をひねり、内臓を引き抜く
切り込みを入れたところから頭をひねって、ゆっくり内臓をひきぬいていきます。
ゆっくりゆっくりひねっていくと、このように頭と内臓がくっついたままするするっと抜けていきます。
そのまま引っ張っていくと、内臓と一緒に胸ビレも取れ、頭と胴体が別々になります。
頭と内臓を取り除くことができました。
4.内臓を取り除いたら、完成です
内臓が途中で切れてしまったりした場合はお腹の部分を切って取り出してください。その際に白子や数の子を捨てないようにお気をつけください。
煮魚キットで作る春にしんの煮付けの作り方
さばいたあとの春にしんに、好みで切り込みを入れてください。 容器に入らない場合はしっぽを切り落としてください。
そのにしんを電子レンジ調理器に入れてください。そしてこちらもお好みになりますが、生姜スライスを一緒に入れてください。
次に煮魚名人というたれを使っていきます。こちらは化学調味料などを一切使っていない煮魚用のたれです。
通常は2倍希釈ですが、気持ち濃いめの1.8倍くらいがオススメです。
・煮魚名人 100ml
・水 80ml
にしんが半分隠れるくらいでOKです。 あとはフタをして、電子レンジでチンするだけです!
タレがムラなくつくように、500Wで片面を5分ずつ、両面で合計10分加熱します。
最初に5分加熱したら、一度フタを開けてにしんをひっくり返してフタをぴったり閉じて、反対の面を5分加熱して完成です!
※火の通り具合を確認し、必要であれば1分ずつ電子レンジで加熱をして火を通してください。
出来ました!
ぜひ、まずは出来立てほやほやの春にしんの味わいをお楽しみください。蒸したような仕上がりなので、身がふわっふわで噛まずしてトロ~っと口の中でとろけてすぐなくなってしまうような味わいです。
味が薄いかなと思われた方は一度容器のまま冷まして、味をなじませてください。そしてお召し上がりいただく際にもう一度再度電子レンジでにしんの中まで温まるくらい加熱するだけで味が中まで入った煮つけが食べられます。
今だけのお楽しみ(数の子・白子も絶品です)
春にしんは産卵期でもあります。にしんの子は高級魚卵「数の子」で、煮つけで食べる数の子というのも絶品です。そして、白子もふわふわトロ~っとして非常に美味しいんです。
【番外編】塩焼きも絶品でした
今回お届けするこちらのセットは、春にしんを電子レンジで手軽に煮付けにして食べられますよ、というのが売りの商品なのですが、「塩焼き」ももちろん美味しかったです!
塩焼きにする際は、さばかずに丸ごと焼くのが定番だそうです。
今回は以下のような手順で塩焼きにしてみました。
①包丁の背で全体のうろこを落とし塩水で洗った後、水気を拭いて塩を振りかけ30分程おきます。
②にしんから出た水分を拭いて、切れ目を入れます。尾とヒレにたっぷりの塩をまぶすと焦げ落ちるのを防げます。
③あらかじめ魚焼きグリルを1~2分強火であたためておいて、にしんを入れます。
中火で片面7~9分ずつ焼き、表面に焼き色がついたら火を止めて、1分ほどグリルの中において余熱で火を通します。
焼きあがったふわふわで柔らかくて美味でした~(*^^*)
身がとっても柔らかいので、グリルから取り出す際はフライ返しを使うときれいに運べました。
ぜひこちらもお試しください^^
「にしん」ってこんなに美味しい魚なんです!
今回お届けしたかったのは、「にしん」って美味しい魚じゃないか!という事なんです。
私たちsaihokスタッフは20代~40代のスタッフがいのですが、20代のスタッフは春にしんの煮魚を見ても、最初はテンション上がらないんですよ。
しかし、今回の春にしんを食べて、ふわふわの身に感動しておりました。
そして、「煮魚ってなんか落ち着く~」としみじみと味わっていました(笑)
そんな春にしんの感動を少しでも共有できれば幸いです。
煮魚キットは「リターナブル容器」です
今回お届けした電子レンジ専用蒸し器は、繰り返しご利用いただけます。
また、 煮魚専用タレは、5回分入っております。
ぜひご家庭で地元のお魚を買ってきた際など、煮魚名人とともに煮つけを作ってみてはいかがでしょうか。
旬のお魚を美味しく食べて海を守ろう
好きなお魚や人気のお魚だけ食べると、海の中の生態系が壊れてしまいます。やっぱり好き嫌いせず旬の魚を美味しく食べる事が、海を守る事なんですね。
春のこの時期にとれる春にしんの美味しさが広まれば、少しだけ海に良い事ができるかなと思っています。
これからどんどん環境が変わっていく中で、今の環境を、少しでも持続できるよう私たちもできる限り取り組んでいきたいと思います。
そんな想いで販売した今回の春にしんでしたが、ご注文ありがとうございました。
何かお気づきの点があればお手数ですが、当店までお問合せくださいませ。
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