北海道へ行こう!

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札幌で本格的ドライエイジングビーフを味わう♪ 「43°ステーキハウス」

北海道でお肉と言えば……

やはりジンギスカン、羊の肉を連想される方が多いと思います。
札幌などでもお店は多いですし、ごくごく普通の焼き肉屋さんに行っても「ラム肉」がメニューにあるなど、北海道でラム肉=ジンギスカンは切っても切れないソウルフードだったりするのです。

ですが、今回はあえてステーキ。牛肉をご紹介します。
それも、ちょっと普通のお肉ではなかったんです。

そのお肉とは、「ドライエイジングビーフ」です。
札幌は大通にある「43゜STEAK HOUSE(ヨンジュウサン ステーキハウス)」さんにおじゃましてきました。

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ドライエイジングビーフとは?

日本語に直訳するとしたら「乾燥熟成肉」ということになるのでしょう。

牛肉などのお肉を、保存しつつ熟成させてさらにおいしく食べられるようにしたもの、と考えてよいと思います。もともとの起源は、冷蔵庫などがまだ無かった時代に、ヨーロッパで肉を涼しい洞窟や地下に吊して保管していたことが始まりのようです。
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このドライエイジングビーフ、簡単にできるものではありません。
厳格な室温・湿度の管理が必要で、少しでもこのあたりの設定を間違ってしまうと肉はただ単に腐ってしまいます。理想では、温度を0~4℃、湿度を80%前後に保ち、常に肉の廻りの空気が動く状態を作り、その中で14~35日間熟成させるのがベスト、とされているようです。

気温が高ければ腐ってしまいますし、低ければ凍ってしまい熟成にはならないという、家庭では絶対にマネのできない保存方法なんです。

でも、こうして手間暇かけて熟成された肉は、旨みが増して濃厚な味になるそうです。肉全体が乾燥熟成されるわけではなく、外側部分は使えないそうなのでちょっと(かなり)ゼイタクなお肉となります。今でこそいろいろなところで提供されるようになってはきましたが、北海道で最初に本格的なドライエイジングビーフを提供しはじめたのがこの「「43゜STEAK HOUSE」さんなんです。

さっそく注文!

……ということで、さっそくお店に入ってみましょう。

お店は札幌大通沿いにあって、アクセスもとても便利です。
上の写真のとおり、ちょっと見た目はステーキハウスに見えない感じですね。でも、中に入るとスタッフさんが笑顔で迎えてくれますよ。

ディナーメニューでのステーキは3種類。
サーロイン、リブロース、Tボーンです。基本的には大きな肉のかたまりを多人数でシェアする、という形なので、ご家族やご友人と行くことをオススメします。サイドメニューなどをアラカルトで注文することももちろんできますが、コースメニューやセットも用意されています。今日はセットメニューをチョイス。

そして、肝心のお肉はリブロースの「600g」!
2人では多い気がしますが、さてどうなんでしょう。

しばらくすると、運ばれてきましたよ。。。

DSC00667モッツアレラチーズとスモークアンチョビのサラダ。

道産モッツアレラチーズとスモークアンチョビがとても良いコンビ。適度にアンチョビの塩気と香りを感じながら、でもマスタード風味のドレッシングでさっぱりいただけます。

DSC00678グリルドベジタブル。

セットのサイドメニューは選択できました。あとは定番のマッシュポテトをチョイス。このグリルドベジタブルはスパイシーで、ステーキのサイドにぴったりでした。

DSC00670バケット。

おかわりOK!

これらをやっつけていると、肉の焼ける甘い香りとともに、ジューッと音を立ててやってくるのです。
「ドライエイジングビーフ」が…

ついに登場!600gのドライエイジングビーフ!!

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言葉はいりません。

熱々に熱せられた大皿の上に発酵バターとそしてなんとも悩ましい姿のドライエイジングビーフが。
オーブンでミディアムレア(ここのお店のオススメはミディアムレアだそうです)に焼き上げられた肉は、表面はカリッと香ばしく、そして中は魅惑的なピンク色をしていました。

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ああ、魅惑の断面図。

この一切れで結構分厚くて大きいんです。
早速、ナイフで切って口に運んでみると……

通常のステーキ肉とは明らかに異なる「弾力」があります。ほどよく柔らかく、でもとけてしまうわけでもなくしっかりと押し返してきます。うん、うん、絶妙の噛み応え。「お肉食べてるー♪」という実感がたまりません。

そして、味は噛めばかむほど濃厚。肉汁のおいしさももちろんのこと、味が濃いんです。熟成によって凝縮されたのはこうゆうことなのか!と本当によくわかります。

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特にステーキソースなども用意されておらず、味付けは発酵バターの塩気のみなのですが、もうそれだけで、いや、それだからこそこの肉の旨みを堪能できてしまうんですね。

はあ、幸せ。

いつまでも味わっていたい……

最初、2人では多いかなと思っていた600gですが、骨付きということもあって食べきれないということはありませんでした。男性2人でも満足できると思います。女性2人でも、ちょっとがんばるといけちゃう量です。なんといってもお肉がぜんぜんクドくないので、どんどん入ってしまうんです笑

気が付くと、お肉がなくなっていました。

DSC00683最後はドリンク。コーヒーやハーブティーが選べます。お茶うけにでてくる「お麩のラスク」がとってもおいしい!かりかりとほんのり甘くて、これお持ち帰りしたい!って思ってしまいました。

いかがでしたか?

札幌で味わえる本格的な「ドライエイジングビーフ」。
お店構えは重厚ながら、カジュアルに楽しめるお店としてとってもオススメです。

お腹を空かせて来店してみてくださいね!

43° STEAKHOUSE

住所:札幌市中央区大通西3丁目北洋大通センター 大通ビッセ 3F
交通:札幌市営地下鉄「大通駅」下車、地下歩行空間直結(13番出入口)
TEL:011-231-4329
営業時間:【ランチタイム】11:00〜15:00(L.O.14:00)
【ディナータイム】17:00〜22:30(L.O.22:00)
定休日:ビル休館日に準ずる

 

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