こんにちは、最北の海鮮市場です。
東北地方や九州地方では記録的な大雨が降るなど、激しく変化する天候に心配な方もいらっしゃると思います。
今年は全国的にも日照不足とも言われ、各地で生産者さんが手を尽くしているというニュースなども目にしますね。
そんな中ですが、北海道は例年と比べると農作物の成長がゆっくりではありますが、比較的穏やかな日が続いています。
旭川は地名にも“川”が入っている通り、川が多い街なんです。
こちらは当麻町に向かう時に通る橋なのですが、この位の大きさの橋が市内ではよく見かけられます。
そして見てください。この広い道路幅を!
旭川近郊は特に豪雪地帯で、真冬は路肩に雪山が出来ます。
雪がたくさん積もって道路をふさがないように、北海道の道は広~いのです。
それではさっそく、広い道路を通ってピュアホワイトの待つ畑に行ってみましょう!
有機栽培ピュアホワイト、いよいよ収穫開始!
実は先週くらいから、もうそろそろかな、いやいやもう少し…と農家さんと何度もやり取りをして収穫時期を伺っていました。
生産者の菅野さんは、とても堅持な性格でなかなかGOサインが出なかったのですが、待ち待った収穫が本日スタートとなりました!
さっそくハウスの中を覗いてみると…
以前にも増してハウスの中はぎゅうぎゅうです!
そして遠目からもわかるほど、大きくなった実が並んでいます。
前回はまだヤングコーンくらいの大きさだったピュアホワイトが、立派に成長しています!すごい!
7月は例年よりも日照時間が短めで、成長のスピードはゆっくりなものとなりました。
農家さんも私達も、今か今かと成長を見守っていたのですが、自然相手なのでなかなか思い通りにはいかないもので…。
なおかつ、ピュアホワイトは他の品種より圧倒的に美味しい瞬間が短いそうです。
1日、2日採るタイミングがずれただけでも、味に違いが出たり、実入りが変わったりととても気難しいと菅野さんは言っていました。
そのタイミングは長年向き合ってきた菅野さんだからこそ、感じ取れるものでもあります。
そんなこともあり、長らくお待たせしてしていることは重々承知の上、ピュアホワイトの実がしっかりとつまるのを待ち、一番美味しい状態になるのを待ちました。
そして今日、ついに、待ちに待った収穫の日を迎えることができました!
皆様には大変長らくお待ちいただいきまして、本当に心から感謝申し上げます。
採れたてを1本いただきま~す!
大きさにして30cmくらいでしょうか。
持ってみるとずしっとしていて、指先に粒の感触を感じます。
さっそく皮を剥いてみると…
真っ白な粒がパンパンに詰まっていました!
菅野さんはある程度実がついてくると、毎日実を触りながら、一番実が詰まったところを見極めて収穫しているとのこと。
ピュアホワイトという品種自体が生でも食べられるほど実の皮が薄いため、実がパンパンに詰まってから1日、2日遅れるだけで実が破けて、破裂してしまいます。
そのため菅野さんは実が詰まってき始めてから、毎日1本1本触りながら、一番の収穫タイミングを見極め収穫しています。
事務所に持ち帰って、今年初のピュアホワイトをみんなで味見させていただきました。
まずは、加熱せずにそのままがぶり!
噛んだ瞬間に粒がぷしゅっと弾けて、フルーティー!
梨のような爽やかさと、完熟の白桃のような芳醇な甘みがじゅわ~と口いっぱいに広がります!
続いて皮のまま軽く洗って、ラップを巻いて600wのレンジで8分チンしたピュアホワイト。
ほんのり色がクリーム色になりました。
こちらはさらに甘みが濃厚になってミルキーで甘みが際立ちます!
早朝収穫、その日のうちに出荷します
とうもろこしは「鮮度が命」。
採れたてが一番美味しいので、当店のとうもろこしは全て収穫したその日に発送をしています。
さらに収穫するのは気温が低い早朝のうちに行います。
これは、とうもろこしの呼吸やエネルギーを生み出す活動が活発になる日中ではなく、活動が抑えられる気温の低い時間帯に収穫することで、輸送中のエネルギーを消費して鮮度が落ちてしまわないようにするのが狙いです。
収穫したらすぐに大型の冷蔵庫で冷やされ、余熱を取り除きます。
そして大方冷えたら、冷蔵庫から取り出し、穂先が箱から飛び出してしまわない程度に根元を折り、外皮を少し剝きとります。
この葉っぱがすごく元気いっぱいなんです!
緑色が濃くて、張りがあってツンツンして、みずみずしいこの葉っぱは、とうもろこしが健康な証拠です。
元気がありすぎて箱から飛び出してしまうので、もっと外皮を剥いてしまえばいいのでは?と思うのですが、少しでも乾燥からとうもろこしを守り、鮮度よくお届けするために、あえて皮を剥き過ぎないようにして箱詰めしています。
そのため、葉っぱの隙間に虫が隠れていたり、葉っぱでゴミが増えてしまったりするのですが、美味しく食べていただきたいという思いからなので、ご理解いただけますと幸いです。
お届けする段ボールの外側に、有機栽培の証「有機JAS」のシールが貼られています。
「有機JAS」の認証を受けるには、栽培方法はもちろん、出荷する作業場所にも基準が設けられてます。
そのため、有機栽培で育てても、梱包する場所が認証をクリアしていないと、「有機JAS」の認証シールは貼れません。
菅野さんの農園の敷地内にある作業場はその基準をクリアしているので、スタッフがそちらに出向いて出荷作業を行わせていただいています。
本日から収穫が開始となり、ご注文順に収穫次第皆様のもとへお届けいたします。
お手元に届くまで、楽しみにお待ちいただければと思います(^_^)
>>「 北海道産有機栽培ピュアホワイト8本入(ハウス育ち)」のお買い求めは
※2020年7月30日追加販売となりました。数に限りがございますのでご注文はお早めにどうぞ!