北海道へ行こう!

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令和元年も、この季節が来ました「天然行者にんにく」

おはようございます。最北の海鮮市場でございます。新しい年号を迎えるとともに、北海道では、天然ものの行者にんにくの芽を出してくる季節です。

行者にんにくとは

独特の香りがするのが特徴で「にら」と「にんにく」と「ねぎ」をあわせたような山菜。涼しい気候でしか育たないため、北海道が主な産地なのですが、北海道民なら春がくると、この季節だと行者にんにくを食べるという人が多いんです。北海道民にとっては非常に身近な山菜ですが、年々大変収穫量が減っている希少な山菜でもあります。

育つには5年以上かかるため、天然ものは希少

行者にんにくは、育つスピードが非常に遅いため、大きく育つには5年以上かかります。そのため、栽培する農家さんも収穫までに時間がかかるため、皆さん断念されてどんどん少なくなってきております。

また、天然ものについては、自生する場所が限られるということに加えて、育つのに5年以上かかるため、心無い誰かが山菜を根こそぎ収穫してしまうと、次の収穫までに5年間はまったく収穫ができないというような山菜です。

収穫時期がほんのわずか。一年に数日のみの収穫

この行者にんにく難しいのが収穫時期。一番美味しく、ちょうど良く育つ行者にんにくを取るためには1週間~2週間程度しかないんです。

当店の行者にんにくは4月の中旬より、何度も山に入り行者にんにくの生育状況を見にいきます。そして、まだ生育が早いなどの場合は、何も収穫せずに戻ってくるのです。収穫時期が1年に1週間~2週間程度しかないため、事前に何度も山に入り状況を確認しないとなりません。今年も生育状況を見てきましたので、ご紹介いたします。

2019年4月18日、山にすら入れず。

この地点より、2時間以上歩いて山の中に入っていくため、もう少し雪が溶けて車が入っていけるような状況にならないと、山菜の収穫ができないとの事。とは言っても、奥地で行者にんにくが芽を出していたら・・・と、山にわざわざ入り、状況を見に行ってくれました。

まだまだ雪の残るような状況で、緑色の若芽が一切見えない状態です。

2019年4月25日、車輌はまだまだ通行止めですが・・・

1週間ほど経っている状況ですが、近くの道路では、車輌は一般道路ですら通行止めでした。

しかしながら、山の雪は1週間でかなり溶けていました。


手前にみえる雪の穴は、鹿の足跡だそうです。野生の動物たちもそろそろ動きはじめているのでしょうか。そして肝心の行者にんにくはというと・・・

そこまでの変化は無さそうに見えるのですが、近くに行くと・・・

ちゃんと芽が出てます!これからゴールデンウィーク中にどんどん大きくなるのですが、雪の残る北海道でかつ山の中なので育つのには、10日以上かかるようです。

5月中旬より収穫予定です。

天候にもよりますが、このまま順調にいきますと、5月中旬~下旬にかけて収穫予定です。天然ものは思い通りには成長しませんが、自然の恵みをたっぷり受けている行者にんにくの味は、やはり格別です。ぜひその年の自然の味わいをお楽しみくださいませ。

おススメの食べ方

私のおススメはたくさんあるんですが、なんと言ってもコレが一番好きかもしれません。

行者にんにくの天ぷら

行者にんにくの風味があってサクサクの天ぷらは、生の行者にんにくがとれる時だけのお楽しみです。ぜひご賞味くださいませ。

北海道ならでは「ジンギスカン」

行者にんにくと言って、北海道民が思い浮かべるのがコチラです。北海道民は、行者にんにくの季節になるとジンギスカンと一緒に食べるんです。私も毎年食べます!ジンギスカンのたれがしみた行者にんにくはなんともいえないおいしさです!

行者にんにくのしょうゆ漬け

これは、テッパンですね!それぞれの家庭の味がありますが、私は昆布の味が強めのめんつゆが好きです。あとは、家庭によって生の行者にんにくのままお醤油に漬け込む方や、少し茹でてからお醤油に漬け込む方がいます。私のお勧めは沸騰したお湯を生の行者にんにくにかけるだけ。その後、水で荒熱をとってそのままめんつゆに漬け込みます。生の行者にんにくの風味が感じられて、食感もよく仕上がりますよ~。これを白いごはんにのせたら、もうたまりませんね。

行者にんにくの卵とじ

これもまたおいしいんです。おだしを入れた卵に行者にんにくをお好みに大きさに切っていれた卵とじ。
少し半熟気味でとじると、卵がふわふわで行者にんにくも少し食感が残ってオススメです。さて、いかがでしたでしょうか。それでは春の山菜、行者にんにくのお届けまでお時間ありますので、お料理の参考にしてみてくださいね。

>>北海道産行者にんにく(生)

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