晩秋に収穫したキャベツを、そのまま雪の中で保存する「越冬キャベツ」。
真冬には氷点下となる北海道も、雪の中は野菜を保存するのにちょうどよい天然の冷蔵庫。
雪の中で寝かせることで、キャベツ自身が凍結しないように糖度を上げます。
また、土壌と雪の間の温度と湿度が、保存中のキャベツに程よい水分をあたえるので、みずみずしさと鮮度を最大限保たせる事が出来るのです。
越冬キャベツの生産に適している、北海道和寒町の気候。
夏はプラス30度、冬はマイナス30度と激しい寒暖差が美味しい野菜を育てます。
さらに重要なのが雪質!ここ和寒の雪はサラサラとしていて、ふわっとキャベツを包み込みます。
雪の中でゆっくりと熟成させると、キャベツは糖度が上がり甘みが増します。
通常、キャベツの糖度は7~8度ほどなのに対し、この越冬キャベツの平均糖度は、なんとっ10度以上!
特に芯に近いほど甘みが増していきます。
しかも、しっかりと雪の水分を受けているので、キャベツ自体がとてもみずみずしく、芯に包丁を一刺し入れると“バリッ”と亀裂が入ってしまうほど、巻きも詰まっています。
越冬キャベツの特徴と言えば“甘さ”。しかも、キャベツの葉の1枚1枚がみずみずしく甘みもあるので、そのまま大きく千切って食べても、とっても美味♪
特に、越冬キャベツは芯の部分に甘みがあるので、芯も残さずに切って味わってみてください。